【激痛】パイプカットした元ホストの話

はじめまして。
名古屋市在住パイプカット武志です。
ホストクラブで働いていたことはありますが、今は全く別の仕事をしています。

パイプカット手術を受けたのは、平成27年6月頃です。
5年くらい前ですね。

パイプカット手術の目的は、はっきりいって避妊しかありません。
より確実に避妊したかったからです。

実は若い頃に一度離婚しており、子供もいます。
離婚後もホストを続けて、ホストクラブで稼いだお金で養育費を払っていたのですが、枕営業を自らの営業スタイルとしていた私は、枕営業に次ぐ枕営業の日々でした。

そんな枕営業で指名を取り続ける日々の中、パイプカットしたことがあるという先輩と出会いました。
パイプカットという単語すら知らなかった私は、彼に、病院を教えてもらって、電話してみました。

すると、一度病院にきてくださいと言われたので、病院にいき、医師に直接相談しました。
そのとき、「パイプカット手術は一度してしまうと二度と復活できないと思ってくれ」と説明されました。

基本的には、一生子供ができなくなるということです。手術を受けた人のなかには、あとから、「やっぱり元に戻して！」という人もいるようなのです。つなぎなおすという手術があるらしいですが、成功する可能性は極めて低いと言われました。

保険については詳しくわかりませんが、私の場合は実費でした。ただし、何か事故的なことがあるといけないので、保険証は持参してくれと言われました。

私の場合は、１０万円でした。
名古屋市内の泌尿器科の病院で。
当時、私が調べたところでは、局部麻酔で日帰りのタイプと全身麻酔で半日か一日入院するタイプがあって、私は局部麻酔の安いほうのパイプカット手術を受けました。
全身麻酔コースだと、２５万とか３０万のコースがありました。

まず、手術する前に「同意書」という書類にサインして提出します。
結婚している人は、妻のサインと印鑑をもらわなくてはならないそうですが、私は独身だったので不要でした。

その後、医師から手術のことを説明されて、問題なければ手術の日時がきまります。

手術当日は、全身全裸になって、手術着に着替えて手術台に乗りました。
片方の腕には血管確保のため針を入れて、もう片方の腕には測定器のようなものをつけました。
このあたりで、「軽い気持ちで考えていたけど、これは完全にオペじゃないか！！」とびびってしまい、完全に縮み上がってしまいました…。

そこから、看護師さんからの「ほぐしまーす」との掛け声で、タマをほぐしてもらいます。
しかし完全にびびって縮んでしまっているので、なかなかほぐれません。

「なにかの間違いで勃起してしまったら恥ずかしいので１回抜いてから手術を受けようか」
などという甘いことを考えていた自分がとても恥ずかしいです。

あの状況で勃起することができるのは一流の人間。
私があそこで勃起できているようなら、今頃もっとビッグな人間になれていたのではないかと思います。

この先は、私が直接見たわけでもなく、麻酔も効いていたので、憶測もあるのですご注意ください。
まずはじめに、私は今回はパイプカットの手術できたのですが、お医者さんからは
「これだったら、包茎もついでに切る？」とさらっと聞かれました。
私の粗末なモノの皮が見るからに余ってたんでしょうが、今回はパイプカットだけにしておきます。

タマがほぐれたくらいに、タマの袋に麻酔注射をして、袋に切れ目を入れます。
切れ目をいれた袋から精管を引っ張り出します。
どうやら、この精管を切断してくくりつけてしまえば精液に種が混じらなくなるそうです。

そして、精管を切断するのですが、これがもう

痛い

いやもう、

痛い

激痛です。

男子ならイメージできると思いますが、睾丸をかなり強めの握力で握り続けたような鈍痛が全身を走ります。
背骨までしびれました。

先生が、「睾丸の神経は背骨や内蔵までつながってるからねー！しびれるよねー！」と軽くいっていた気がしますが、あんた、先日の説明のときに、たいして痛くないって言ってたでしょうっ！！

どうやら、タマの皮には麻酔は効きやすいけど、精管には効きづらい場合もあるそうで…
冷や汗が止まらず、背骨まで痛みが響きます。

少し痛みが落ち着きました。

「じゃ。縛りますね。」

先生の縫合？がはじまりました。切断した精管をくくっているのです。
若干痛かったですが、ここは耐えれるレベルでした。

タマは２つある

ここで終わったんだと思ったところ、ふとした疑問が。

いや、まてよ？

私はこのとき気がついてしましまった。

っっ！！！

タマは２つあるっ！！！

つまりもう１つ分、同じ痛みに耐えなければならないじゃないか！！

ヒッ・・・！？

案の定、すぐにもう１つのタマの手術が始まった。
「はい、つぎ、左いきますね。」みたいな感じで。
はっきりいって逃げ出したかったですが、１こ切ってしまっているので、もう後戻りはできません。

再ループ。繰り返しです。

猛烈な激痛でした…が意識は失わずに済みました。

傷口を縫合して手術が終わったあと、先生から下記の説明を受けました。

・縫合してある糸は、１～２ヶ月で自然に溶けてなくなること
・まだ体の中に種が少し残っているので、１０回くらい射精したあとに精液もってくるように。（検査するため）

手術直後、猛烈に痛くて、２時間くらいは車の中で倒れていました。
２～３日はまともに歩けなかった気がします。

精管を切断した直後は、まだ残った精液に種が入っている可能性があるらしく、それが１０回くらいの射精でほぼ出し切れるらしいです。出し切ったな、とおもったあとに、検査を受けて、精液の中に種が入ってないことが確認できれば、パイプカット手術は見事成功ということらしいです。

手術の３週間後くらいに、１０数回の射精を出した後、検査用の精液をもって、病院に駆けつけました。
私は、一回の検査でOK。みごとに種無し人間になることができました。

結論からいうと、手術後数ヶ月間にパンツの中を見られなければ他者が気付くことはないでしょう。
パンツの中を見せないことが不信感を生むような関係であれば見せなくても気付かれるかもしれませんが…。

注意するのは２ヶ月位。
手術から２週間くらいは、ガーゼ付きばんそうこうを貼付けることになりますので、まず目立ちます。
ガーゼ付きばんそうこうが取れても、２ヶ月間くらいは縫合の糸と傷痕がわかる状態だった気がします。そこを過ぎればわからなくなると思います。

私の場合は太ももや腰に鈍痛のような違和感がありましたが１年程度で消えました。

そもそもあまりコンドームが得意でなく「コンドーム着けて本当にいけるかなー」という心配がコンプレックスになって、さらに苦手意識を生んでいたところがあります。
中折れしてしまうと、相手に嫌な想いをさせてしまうという不安もありましたが、常にゴム無しで戦いに挑めるということはこれ以上安心で素晴らしいことはありません。

全くしたことがありませんね。オール○○です！

俺は１０万円で自由を買った！最高の自由でした！

素人にはほぼ無理だと思います。医師レベルならわかりませんが。
なぜなら、皮袋のシワシワのあたりでメスを入れますので、シワシワと同化してしまって見えないと思います。ちなみに、私も以前、自分の両玉のキズを探してみたのですが見つけることができませんでした。

あいさん、探してみますか？

最高です。
私が生まれてきてから使ったお金の中で、一番有意義な使い方でした。

ただし、全身麻酔プランなら、あの激痛を耐えなくてもよかったのでは？と思うと
そちらにしておけばよかったな、と思います。
生まれ変わってもパイプカットをすると思います。
今度は包茎手術も同時に！