【奥深い】女子大小路の歴史を調べてみた。

名古屋の歓楽街といえば錦三丁目が有名ですが、名古屋には他にも夜遊びを楽しめる場所がたくさんあります。
中でも、中区栄四丁目を差す女子大小路(通称:女子大)は錦三丁目と並ぶ名古屋の歓楽街として有名です。

えのまる(困り)

女子大小路は初心者からすると未知の世界で・・

ホスオ(笑顔)

お気持ちはわかります。
女子大小路は、歓楽街として実は錦よりも歴史が長いんですよ。

本日は、名古屋の女子大について調査していきたいと思います!

女子大小路について

女子大小路の概要

女子大小路は、栄四丁目にある通りの通称で、居酒屋をはじめ、スナック、ホストクラブ、ゲイバー、性風俗店、クラブ、外人パブ等が立ち並ぶ歓楽街です。

通称「女子大」と呼ばれている由来は、中京女子短期大学(現:至学館大学短期大学部)が現在の名古屋東急ホテルの場所にあり、「女子大」と呼ばれるようになりました。
バブル崩壊前には、名古屋で一番の歓楽街として賑わっており、1980年代には約1700店舗が営業していました。

そんな盛り上がりを見せていた「女子大」ですが、バブル崩壊後には店舗が900店舗まで減少し、錦三丁目に名古屋一の歓楽街の名は奪われることとなってしまいました。

実は、栄四丁目には「栄ウォーク街」という別名もありますが、あまり定着せず現在も「女子大」と呼ばれています。

錦三丁目との違い

錦三丁目との違いは、フィリピン、タイ、韓国、中国、ブラジルなどの外国人関係のお店が多いことでしょうか。

また、女子大小路にはゲイバーも多く存在しており、女子大小路の南東に位置する池田公園はLGBT文化発祥の地として有名です。
例年LGBTの大きなイベントも行われており、イベント時には男女問わずものすごい人の数で溢れています。

錦三丁目と女子大は、同じ栄でも全く違う魅力を持ちます。

ビジネスマンや若者が集う錦三丁目と比較し、
女子大は、異国情緒漂う不思議な雰囲気が魅力の歓楽街といえます。

女子大小路の課題

錦より店舗数が少ないとはいえ、女子大小路は名古屋を代表する歓楽街であることに間違いはありません。
しかし、年々お客さんとして遊びにくる人の数や、店舗数が減少していることは事実です。

女子大小路の地域の問題として、バブル崩壊後から続くビルの空室率の高さが挙げられます。名古屋には、円頓寺商店街などの一時期はシャッター街となりかけた商店街が、再度盛り上がりを見せている例もたくさんあります。

女子大小路には、池田公園という大きな公園もあり、公共施設や広い道路もあります。まちづくりに欠かせない資源は揃っており、名古屋では、この女子大小路を盛り上げていきたいという思いから、地域全体でまちづくりに取り組んでいます。

女子大小路でも、数年前から毎年冬に池田公園をイルミネーションを施したり、女子大小路の道路を歩行者天国にしてイベントを行う「女子大小路ミニ歩行者天国」などを、周辺の店舗と連携して企画し開催したりしています。

特に、池田公園の活用は、大きな課題となっています。広い公園を活用し、たくさんの人に楽しんでもらえるイベントを地域全体で考案しているようです。

また、歓楽街であるがゆえに治安は他の地域よりも悪いですが、それが改善され、安全に楽しめる場所となれば女子大小路はもっと多くの人が訪れてくれる地域となります。

女子大で行われたイベント

女子大小路ミニ歩行者天国

栄東まちづくり協議会、栄東まちづくりの会、栄東発展会、栄東女子大小路ビル協会が主催したイベントです。

女子大小路の通りを夕方から翌朝まで通行止めにして歩行者に開放し、路上に屋台やバーを設置し、沿道の店が割引価格で食品やお酒を提供しました。

いつもは夕方から賑わう女子大工事ですが、このイベント時には夕方から賑わい、翌朝まで盛り上がりを見せました。

また、設置されたステージでは愛知県出身のお笑いコンビや、ダンスユニットなどがパフォーマンスを披露し、来場者を楽しませてくれました。

池田公園のイルミネーション

こちらも、毎年冬に女子大小路の池田公園で行われるイベントとして定着してきたのではないでしょうか。

2019年の点灯式には、女子大小路ミニ歩行者天国のステージで活躍した地元アイドル「Sparky Shadow」や、地元劇団「パンジャーボンバーズ」が登場しました。

イルミネーションは期間限定なので、開催時期をチェックの上、遊びにいってくださいね!

女子大小路の治安について

女子大小路は名古屋を代表する歓楽街ということもあり、他の地域と比較すると治安が悪いと言われることがあります。

確かに、深夜には喧嘩などのトラブルが起こることがあります。

まとめ

名古屋の歓楽街といえば錦三丁目となりがちですが、女子大小路も歓楽街としての奥深さでは負けていません。

また、歓楽街としての面だけではなく、様々な性別・年代の人に楽しんでもらえるような取り組みを地域全体で行っています。

今後の女子大小路が益々楽しみですね!