こんにちは。えのまるです。
最近は未知のウイルスの蔓延などで世の中が混乱しており、特にナイトワークをしている方は毎日不安な気持ちや心が折れてしまうことが多いのではないでしょうか。
世の中の景気や出来事で心が不安定になっているときは、自分と同じように他人も不安な気持ちになっています。そんな状態がずっと続くと、人間関係までギスギスしてしまいますね。
元々持っている精神(メンタル)の強さは人によってそれぞれ違います。
鈍感な人、繊細な人、外的要因で不安になる人、内的要因で不安になる人・・
自分の心が弱い・・と悩むときはありませんか?
自分のメンタルを守る、鍛える、休ませる、を心掛けることが大切ですが、それでも毎日生きていれば辛いことは次から次へとやってきますよね。
・テレビやSNSで見る著名人や憧れのあの人はいつも笑顔で笑っている。
・仕事もプライベートも順調そうだ。
・失敗も成功に変えて笑っている。
そんな風に見えるかもしれません。
しかし、そんな人たちも日々多くのストレスを抱えて生きているはずです。
前に前に進むための強靭なメンタルを最初から持っている人は少ないと思います。
いきなり強靭なメンタルを手に入れることは難しいですが、
筋トレと一緒で毎日少しずつ自分に合った方法で鍛えていく必要があります。
世の中には、メンタルトレーニングといわれるものが数多くあります。
そんな数多くのメンタルトレーニングの中から、ナイトワークで疲れている人、担当ホストを愛し過ぎて心が疲れてしまった人。
そんな方々の心を少しでも救えそうな方法をご紹介していきたいと思います。
第1回目にご紹介するメンタルトレーニングは、マインドフルネス【瞑想】です。
マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、「今、この瞬間だけに心を向けた状態」をいいます。
そして、マインドフルネスの状態に達するための方法として、いわゆる「瞑想」を行います。
人間は、「今、この瞬間」を生きているにも関わらす、意識は過去や未来のことを考え、不安に陥っていることがほとんどです。
「今、自分がここにいて呼吸をして生きている」ということを意識することはほとんどありません。
しかし、マインドフルネスで「今、この瞬間」に目を向けることで、「今、この瞬間」を生きる自分を大切にする生き方を意識することができるようになり、結果としてストレス軽減や集中力の強化などの効果が得られるようになると言われています。
ここまで聞くととても怪しいように思えるかもしれませんが、マインドフルネスは実際にビジネスパーソン向けの研修や、医療や福祉の現場でも取り入れられています。
マインドフルネスの効果
では実際に、マインドフルネスにはどんな効果があるのでしょうか。
マインドフルネスのために行う瞑想は、身体の疲れが取れるような行為ではありません。
しかし、マインドフルネスを行い「今」に目を向けることで、未来や過去の不安や不快を取り除き、心の状態が良くなります。
一般的にマインドフルネスには以下のような効果があるといわれています。
・緊張がゆるみ、表情や体がリラックスす
・心が安定することで過食や偏食、抑うつなどの症状が軽減する
・集中力が高まる
・注意力や洞察力が高まる
・自分の限界や障害を受け入れる心の余裕ができる
・肉体的・精神的な痛みや、問題に対処できる自信が持てるようになる
・不安感や絶望感、怒りなどのネガティブな感情がやわらぎ、「自分をコントロールできる」という自信が生まれる
ストレスの理由のほとんどは、外部からの刺激によるものではないでしょうか。
瞑想によって今の自分だけを見つめることで、穏やかな気持ちになることができます。
マインドフルネス(瞑想)の方法
マインドフルネスのための瞑想の方法はたくさんありますが、代表的な例として以下の方法をご紹介します。
1.椅子に背筋を伸ばして座る。目は軽く閉じるか、薄く開けて斜め前を見る。
2.息を吸ったときに、おなかや胸がふくらむのを感じる。呼吸はコントロールせず、そのとき一番したいように呼吸する。
3.息を吐いたときに、おなかや胸がちぢむのを感じる。
雑念が浮かんできた場合は、「自分は今こんなことを考えているな」と客観的な感情で受け止めましょう。そして再び呼吸に集中します。
呼吸のめい想は、1日10分ほど行い、慣れてくれば時間をのばしても構いません。
この方法では椅子に座って行う瞑想法をご紹介しましたが、座って座禅を組むなどの方法でも問題ありません。
リラックスした自分の心地の良い姿勢で行いましょう。
マインドフルネスの心構え
マインドフルネスについては、様々な解釈や方法がありますが、それらに共通する2つの以下の事項があると言われています。
1.判断をしない
マインドフルネスでは、自分の今の状態がどのようであっても、それを「良い」「悪い」「好き」「嫌い」の判断をしません。
人間は他者からの評価を意識する結果、不安な気持ちになります。
「今、この瞬間」の自分がどんな状態であっても、それを判断せずに受け入れ、ありのままの自分に目を向け観察します。そうすることで、自分の今の状態を冷静に客観的にみることができます。
2.「今、この瞬間」に目を向ける。
マインドフルネスは、何度も繰り返すとおり「今、この瞬間」の自分を観察する行為です。
過去や未来のことを考えて、落ち込んだり不安になったりする時間は、現在のことを考えるよりも多いのではないでしょうか。
過去でもなく未来でもなく、「今、この瞬間」だけに意識を向けることで、心が穏やかになり不安が少なくなると言われています。
過去や未来は今はどうしようもないことです。
唯一、行動が可能な「今、この瞬間」に目を向けることで冷静に物事に対処できるようになれると言われています。
まとめ
マインドフルネスは、「今、この瞬間」に目を向けることで、ありのままの自分を見つめる、そして認める行為です。
その結果、穏やかな心の状態になることで、集中力が高まったり、不安な心が解消されたりします。
マインドフルネスは、その気になればすぐに試してみることが可能なので、まずは一度試してみることをお勧めします。
心がざわついたら、瞑想をしてみてください!